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訃報

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追悼 熊谷篤
熊谷さん 写真
 
 先週(2月14日)、職員が亡くなった。ガンで闘病中だった。熊谷篤58歳、まだまだこれからだったのに。2014年に再就職先として草の実会を選んでくれ総務事務を引き受けてもらっていた。自宅は岩見沢で通勤が大変だろうと聞くと「JRに乗るとすぐですよ」と。実際朝一番に出勤していた。
 福祉の経験はないとのことだったけど、草の実会のみんなとは働き始めてすぐから自然にやりとをしていた。みんなもよく事務室に会いに来ていた。毎日おしゃべりの時間を持つのが日課の人もいた。平岸の里の事務室が仕事場だが、土曜日が活動日の時には平岸の里以外の事業所にも一人で出かけてそこの人たちとレクを楽しんでいた。
 いつも笑顔だった。少し小太りで眼鏡に薄くなった頭、見るからにおじさん風なのだが、そばにいてくれると安心できるのかみんな大好きだった。利用者だけでなく若い職員からも頼りにされていたように思う。用事で事務室に来た職員が、よくおしゃべりをしていた。
 誰にも優しい人だった。
 ノーマライゼーションをと言われる。私たちも、だれもがふつうにあたりまえにと語る。頭の中の理念ではなくそんな行動が求められている。福祉の理屈を知らなくても人とのお付き合いはなんぼでもできる。ダウン症って?自閉症って?そんなこと知らなくても、その人の顔を見て、声を聴いて、しぐさを見たら理解しあうことはなんぼでもできる。そんなことを自然にやっていたのが熊谷さんだった。私たち福祉を仕事としているものが学ばねばならない人がすぐそばにいたことを忘れないようにしたい。
 熊谷さん!ちかぢか、お別れ会を開きます。その時はみんなに会ってやってください。
 
 
 

7月22日札幌で起こった殺人事件について

7月22日札幌で起こった殺人事件について
 

 私の住む札幌でまた殺人事件が起きた。“また”というのは、札幌でこの6月、2歳の女の子が母親とその交際相手の男に虐殺されたことに続く事件として。

今回は、体の不自由な男性が居宅介護に来ていた介護職員に、なぐり殺された。今のところ情報は報道しかないが、殺した理由が「なかなか眠らなかったから」と。朝この事件をラジオで知って、職場で利用者の連絡ノートにショックだったと書いてあることを担当の職員から報告を受け、ネットで情報を調べていくうちに、腹立たしさがどんどん湧き上がってきている。

やまゆり園事件と同じ構造だと思う。犯人の行為に対する怒りも当然あるが、福祉を仕事としていた人物であること。福祉の現場がまた殺人の現場になった。福祉の事業が人を殺す要素をはらんでいることがまた明らかになった。

 やまゆり園事件で植松の考えの異常さ、行為の非情さだけでなく、植松のような人物を導けなかったこの国の福祉、植松に特異な考えを抱かせたこの国の社会の問題が大きく背景にあると語られ変えていく必要が語られていたにもかかわらず、同様のことが起こった。

 犯人の勤めていた事業所は福祉職としての彼の働き方を理解していたのか?やまゆり園事件以降、再発防止という掛け声が実行性のある何かに繋がったのか?

 同じ札幌で同じ福祉事業を営む私は、私の法人の職員に、同業者にこのような事件が二度と起こらないようにするための働きかけをやれたのか?

「やれることはやった」とは、全く言えない。私は札幌の同業者が起こした事件であることを抜きにこの事件は語れない。

 私たち事業者が本当に変わらなければならないと思う。この2年半、やまゆり園事件について私たちの考えることを発信してきたが、それだけでは全く不十分だったことがよーく分かった。

まずは、当該事業所の考えを知りたい。

札幌市の担当部局の見解を聞きたい。

そして札幌の全福祉事業者でこの事件について議論していきたい!

 山下さんの冥福を!

                  2019,7,23 理事長 手塚玄
 

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